ハンノキ
榛の木
双子葉、離弁花、
カバノキ科、
ハンノキ属、落葉、広葉樹、高木。
用語説明
花期:春または秋 4月(寒冷地)または11月(暖地)
高さ:10〜20メートル
樹皮は紫褐色で、不規則に浅く裂けてはがれ落ちる。
葉は互生し、葉身は先のとがった長さ5〜13センチの卵状長楕円形で、
ふぞろいな鋸歯があり、7〜9対の側脈が表面ではへこみ裏面では隆起する。
雌雄同株で、
花は暖地では11月ごろ咲き、寒冷地では4月に葉の出る前に咲く。
雄花序は長さ4〜7センチの円筒形で、枝先に数個ぶらさがる。
雌花序は長さ3〜4ミリの楕円形で赤く、雄花序の下に数個つく。
花弁は見えない。
果実は長さ1.5〜2センチの卵状楕円形で、松笠のようであり、
10月に熟し、長さ3〜4ミリの堅果を含む。
水辺や低湿地に生える。
識別点:
ハンノキ、
ヤマハンノキ、
オオバヤシャブシ
ハンノキ :葉は卵状長楕円形で先が尖る、細鋸歯、側脈枝分かれ、雄花序下垂し赤褐色。
ヤマハンノキ:葉は広卵形で鈍頭、欠刻状重鋸歯、側脈分枝せず、雄花序下垂し赤褐色。
ヤシャブシ :葉は狭卵形で先が尖る、細重鋸歯、側脈分枝せず、雄花序太くて湾曲し黄緑色。
オオバヤシャブシ:葉は長卵形で先が尖る、細重鋸歯、側脈分枝せず、雄花序太くて湾曲し黄緑色。
雄花序が枝先から垂れ下がる。Photo by H. O. (2010/1/8)
長い雄花序の下に短い雌花序が見える。
(2017/9/21)
果実は楕円形の松笠状。(2015/5/1)
未熟な果実。
来年用の花芽と今年の果実と昨年の果実。(2017/10/26)
葉は卵状長楕円形。(2015/5/1)
葉にはふぞろいな鋸歯があり、表面は無毛。
(2011/4/24)
小枝が長くのびる。
葉脈が裏面で隆起する。
枝
樹皮は紫褐色で、不規則なうろこ状にひび割れる。
落葉高木である。
(2018/1/7)
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