イヌシデ
犬四手
双子葉、離弁花、
カバノキ科、
クマシデ属、落葉、広葉樹、高木。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:14メートルぐらい
別名:シロシデ
幹は直立し、樹皮は暗灰色で筋模様がある。
新枝には毛が密生する。
葉は長さ4〜8センチの卵状〜卵状長楕円形で、重鋸歯があり、
2列に互生する。
雌雄同株で、葉が出る前に、
前年枝の葉腋から長さ4〜5センチの雄花序が垂れ下がる。
そこでは黄緑色の帽子のような苞が多段に重なり、
各々の苞の下に雄花があって、葯には毛がある。
雌花序は今年枝の新芽の中から出て、初めは短いが、
花が咲くとともに花序がのびて垂れ下がる。
雌花序には披針形の苞が数枚あり、
苞の基部に雌花が2つずつつく。
花柱は赤くて、先が2裂する。
雄花にも雌花にも花弁は見えない。
果期には雌花の苞は披針形〜長三角形の果苞となり、
基部にやや扁平な堅果がついている。
果苞の集まった果穂では、果苞が八の字に開いて何段も並ぶ。
材は薪炭や建築用材にする。
識別点:
アカシデ、
イヌシデ、
クマシデ、
サワシデ
アカシデ:葉先が尾状に尖る、葉柄基部が赤い、雄花帯赤色、果穂開き赤み。紅葉。
イヌシデ:葉先はあまり尖らない、葉柄に軟毛、雄花黄緑色、果穂開く、黄葉。
クマシデ:葉が細長く先が尖る、葉柄に軟毛、雄花黄緑色、果穂閉じる。
サワシデ:葉は先の尖った広卵形、葉基部心形、雄花黄緑色、果穂閉じる。
樹皮は暗灰色でなめらかであり、筋模様がある。(2011/4/24)
葉腋から尾状花穂を数本出し、黄緑色の雄花を多数下げる。(2011/4/7)
卵球形の苞の下に雄花がある。(2011/4/5)
4〜12センチの果穂に葉状の果苞がつき、その基部に堅果がある。(2011/4/24)
雌花序では、果苞が八の字状に開いてつらなる。
(2018/6/24)
果苞の基部には偏球形の堅果がある。
(2018/6/24)
小さくて丸い褐色の堅果が見えるようになる。
(2009/8/20)
冬を越した果穂。(2009/3/29)
葉は卵状長楕円形で、葉脈が明確である。(2009/3/29)
葉先は尾状には尖らない。(2009/4/23)
葉には重鋸歯がある。(2008/11/14)
葉は互生し、左右に平らに開く。(2008/11/14)
樹形。(20013/4/8)
(2008/11/14)
落葉高木である。
(2018/1/7)
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