シラカバ

白樺

双子葉、離弁花、 カバノキ科、 カバノキ属、落葉、広葉樹、高木。 用語説明
花期:春 4月
高さ:10〜25メートル
別名:シラカンバ
成長が早く、 幹はまっすぐのび、樹皮は白く、横方向に紙状にはがれる。
葉は長枝では互生し、短枝では対生して1対つく。 葉身は長さ5〜8センチの三角状広卵形で、重鋸歯があり、 表は深緑色、裏は淡緑色である。
雌雄同株で、葉の展開と同時に開花する。 雄花序は暗紅黄色の長さ約5センチの筒形で、 長枝の先に垂れ下がり、花粉を出す時は褐色になる。 雌花序は緑色の長さ約4センチの円柱形であり、 短枝の先の葉腋から立ち上がり、苞?が鱗状に密生している。 雄花序は太く、雌花序は細い。 花弁は見えない。
受粉した雌花序は円柱形の長い果穂となって垂れ下がり、 果鱗が密生している。 果鱗に挟まれて、両側に半透明な翼のついた堅果ができる。 熟すと果鱗がバラバラなって落ち、翼のある堅果が風で飛ぶ。
材は柔らかいので建築等には不向きで、 民芸品や楊枝などに利用される。
先駆植物で、森林が破壊されたときにいち早く生えて、 短期間で成長する。

識別点:
 シラカバ :樹皮が白く、果穂が垂れ下がる。
 ダケカンバ:樹皮が褐色を帯び、果穂が上を向く。



暗紅黄色の筒形の雄花序が長枝の葉腋から数本垂れ下がる。 (2011/4/19)


雌花序は短枝の先から1本立ち上がる(左端中央部)。(2010/4/8)


短枝から立ち上がる雌花序の拡大写真。(2010/4/8)


葉は三角状広卵形で、重鋸歯がある。


葉は長枝では互生し、短枝では対生する。


葉は薄い。 (2018/5/24)


樹皮は白くて、薄くはがれる。


秋に黄葉する。(2017/10/31)


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