ウラジロチチコグサ
裏白父子草
双子葉、合弁花、
キク科、
ハハコグサ属 花は筒状花のみ、多年草。
用語説明
花期:春〜秋 5月〜9月
高さ:30〜70センチ
ロゼットで冬を越す。
春先の若茎は地を這い、ランナーも出すが、
花期には白毛の生えた太い茎が直立する。
根生葉はへら形をしている。
茎葉は互生し、表は緑色で光沢があるが、
裏は綿毛があって真っ白であり、葉の縁が波打つ。
花は直径約4ミリの筒状花で赤褐色であり、茎の上部に穂状につく。
総苞片は光沢のある黄緑色で、頭花は花後に壺形となる。
そう果には冠毛がある。
南米原産で1970年代に帰化した。
近縁の
ハハコグサ
は、
花期:春 4月〜6月
根生葉は花期には枯れる
花序の下に苞葉がない
ことで見分けられる。
識別点:
チチコグサ、
タチチチコグサ、
チチコグサモドキ、
ウラジロチチコグサ、
ウスベニチチコグサ
チチコグサ :葉は被針形、頭花は茎先に頭状につく。
タチチチコグサ :葉は被針形、花は茎の上半分に穂状につく。
チチコグサモドキ:葉はへら形、花は茎の上半分の葉腋から出る短い枝につく。
ウラジロチチコグサ:葉はへら形で艶あり、裏白く、縁が波打ち、花は穂状につき、花期にも根生葉あり。
ウスベニチチコグサ:葉はへら形で裏白く、花は紅紫色で穂状につき、花期に根生葉なし。
茎葉はへら形で、光沢がある。
蕾は先が赤い。(2014/5/11)
頂上の頭花は総苞が開き、その左斜めの頭花からは白い冠毛が何本か出ている。(2014/5/11)
茎に白毛が密生する。葉裏も白い。(2010/5/27)
そう果に冠毛がある。
(2009/5/19)
花後の頭花は淡褐色となる。
(2016/5/7)
全体の姿。花期にも根生葉がある。(2011/5/14)
葉は縁が波打つ。(2010/5/27)
果期には総苞が壺形となる。
その後の果穂。大半の種子は散っている。(2010/5/29)
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