ウスベニチチコグサ
薄紅父子草
双子葉、合弁花、
キク科、
ハハコグサ属 花は筒状花のみ、1,2年草。
用語説明
花期:春〜夏 4月〜8月
高さ:20〜50センチ
根元で分枝し、
白毛の生えた太い茎が直立する。
根生葉は長さ2〜12センチのへら形で、
花期にはなくなっている。
茎葉は長さ1〜6センチのへら形で互生し、
裏面は白毛が密生して白い。
葉表は緑色であるが、微毛がある。
縁は少し波打つ。
茎先の花穂に壺形の頭花を多数つける。
頭花は小数の両性花のまわりに多数の雌花が並んだ形で、
先は紅紫色である。
総苞は長さ約5ミリある。
そう果には長さ約3ミリの冠毛がつく。
近縁の
ウラジロチチコグサ
は、花期にも根生葉がある、花が赤いのは芽のときだけ、
葉表に光沢がある、などの点で違いがある。
北米原産
識別点:
チチコグサ、
タチチチコグサ、
チチコグサモドキ、
ウラジロチチコグサ、
ウスベニチチコグサ
チチコグサ :葉は被針形、頭花は茎先に頭状につく。
タチチチコグサ :葉は被針形、花は茎の上半分に穂状につく。
チチコグサモドキ:葉はへら形、花は茎の上半分の葉腋から出る短い枝につく。
ウラジロチチコグサ:葉はへら形で艶あり、裏白く、縁が波打ち、花は穂状につき、花期にも根生葉あり。
ウスベニチチコグサ:葉はへら形で裏白く、花は紅紫色で穂状につき、花期に根生葉なし。
花は紅紫色。(2016/4/26)
茎に白毛が密生する。葉裏も白い。(2016/4/26)
茎がのびると花がいくつかの塊に分かれる。(2016/4/26)
花期には根生葉がなくなっている。(2016/4/26)
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