チチコグサモドキ
父子草擬
双子葉、合弁花、
キク科、
ハハコグサ属 花は筒状花のみ、1〜2年草。
用語説明
花期:春〜秋 4月〜9月
高さ:10〜30センチ
茎は基部で枝分かれして直立し、綿毛が多く白っぽく見える。
葉は互生し、長さ1.5〜4センチのへら形で、先がまるく、両面に長い毛がある。
茎の上半分の葉腋から出た短い枝の先に、
淡褐色の小さい頭花が数個ずつつく。
頭花は筒状花のみからなり、総苞は長さ4〜5ミリの卵形である。
そう果は楕円形であり、
各そう果につく白い冠毛は基部で環状に合着していて、
そう果から離れても1本ずつバラバラになることはない。
熱帯アメリカ原産。
近縁の
ハハコグサ
は、
花期:春 4月〜6月
根生葉は花期には枯れる
花序の下に苞葉がない
ことで見分けられる。
識別点:
チチコグサ、
タチチチコグサ、
チチコグサモドキ、
ウラジロチチコグサ、
ウスベニチチコグサ
チチコグサ :葉は被針形、頭花は茎先に頭状につく。
タチチチコグサ :葉は被針形、花は茎の上半分に穂状につく。
チチコグサモドキ:葉はへら形、花は茎の上半分の葉腋から出る短い枝につく。
ウラジロチチコグサ:葉はへら形で艶あり、裏白く、縁が波打ち、花は穂状につき、花期にも根生葉あり。
ウスベニチチコグサ:葉はへら形で裏白く、花は紅紫色で穂状につき、花期に根生葉なし。
花は葉腋から出た短い枝につく。
全体に白い綿毛がある。(2015/12/5)
上方の葉腋ごとに頭花が数個つく。(茎先にまとまってはつかない。)
(2011/5/19)
花は淡褐色の筒状花のみで、そう果には冠毛がある。(2011/7/21)
花後の総苞片は先がとがり、平開する。
(2015/12/5)
葉はへら形。(2011/7/21)
葉には白い伏毛がある。
(2008/10/26)
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