チチコグサ
父子草
双子葉、合弁花、
キク科、
ハハコグサ属 花は筒状花のみ、多年草。
用語説明
花期:春〜秋 5月〜10月
高さ:15〜30センチ
匐枝でも増える。
花茎は直立し、分岐せず、綿毛がある。
根生葉は線状被針形でロゼット状にひろがり、茎葉は線形でまばらに互生し、
綿毛が表面に薄く裏面に厚く生えて、表面は緑色で裏面は白く見える。
根生葉は花期にも枯れない。
茎先に暗紫色の筒状花がまるく頭状に集まってつき、
花序の下に被針形で綿毛に覆われた苞葉が3〜4枚放射状につく。
総苞は鐘形である。
そう果の白い冠毛はばらばらに落ちる。
近縁の
ハハコグサ
は、
花期:春 4月〜6月
花は黄色い
花序の下に苞葉がない
根生葉は花期には枯れる
ことで見分けられる。
識別点:
チチコグサ、
タチチチコグサ、
チチコグサモドキ、
ウラジロチチコグサ、
ウスベニチチコグサ
チチコグサ :葉は被針形、頭花は茎先に頭状につく。
タチチチコグサ :葉は被針形、花は茎の上半分に穂状につく。
チチコグサモドキ:葉はへら形、花は茎の上半分の葉腋から出る短い枝につく。
ウラジロチチコグサ:葉はへら形で艶あり、裏白く、縁が波打ち、花は穂状につき、花期にも根生葉あり。
ウスベニチチコグサ:葉はへら形で裏白く、花は紅紫色で穂状につき、花期に根生葉なし。
淡褐色で棒状の種子に白くて長い冠毛の総がついて、風で飛ぶ。
(2009/5/18)
頭花は筒状花のみからなる。
(2009/5/18)
総苞は鐘形。茎は太くて綿毛に覆われる。
(2009/6/13)
頭花は茎先に頭状に集まり、下に苞葉が放射状につく。
葉は線形で互生し、綿毛がある。根生葉は花期にも枯れないで残っている。
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