ヤブカンゾウ
藪萱草
単子葉、
ユリ科、
ワスレグサ属、球根植物、多年草。
用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:約80センチ
根は先端部が紡錘状に大きくなり、匐枝で増えて群生する。
葉は左右2列に根生し、長さ40〜60センチの広線形で、
若葉は食べられる。
長さ80〜100センチの花茎が直立し、
その先が枝分かれして集散花序を構成し、
直径約8センチのユリ型をした花が数輪咲く。
花は橙赤色で、八重咲きである。
(雄しべの一部が花弁状となって八重咲きとなる。
ノカンゾウ
は一重咲き。)
一日花で、夕方にはしぼむ。
3倍体のため、結実しない。
冬には地上部は枯れる。
識別点:
ユウスゲ、
ノカンゾウ、
ヤブカンゾウ、
ヒメカンゾウ、
ハマカンゾウ、
トウカンゾウ、
ヘメロカリス
ユウスゲ :夏緑、黄色、一重、7〜8月、夕方咲く。
ノカンゾウ :夏緑、赤橙、一重、7〜8月、朝咲く、湿地に生える。
ヤブカンゾウ:夏緑、赤橙、八重、7〜8月、朝咲く。
ヒメカンゾウ:夏緑、黄橙、一重、5〜6月、朝咲く、小さい。
ハマカンゾウ:常緑、赤橙、一重、7〜9月、朝咲く、海岸に生える。
トウカンゾウ:常緑、黄橙、一重、5〜7月、朝咲く。
ヘメロカリス:夏緑、多彩、一重八重、6〜8月、朝咲く。
(2010/7/10)
花は八重。(2010/7/10)
(2015/7/11)
花と蕾が集散状につく。
葉も花径も根生する。
(2010/7/3)
花茎の先に新しい蕾が次々とでき、毎日新しい一日花が咲く。(2015/7/2)
若葉
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