トウカンゾウ
唐萱草
単子葉、
ユリ科、
ワスレグサ属、球根植物、常緑、多年草。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜7月
高さ:30〜100センチ
別名:ワスレグサ、ナンバンカンゾウ
葉は広線形で根生し、湾曲する。
縁が波打つこともある。
直立する花茎の先に、明るい黄橙色の6弁の漏斗形花をつける。
朝咲いて夕方しぼむが、
1本の茎に蕾がいくつもあり、時期をずらしながら、
次々に咲いてゆく。
花弁には縦筋がある。
楕円形の刮ハが実ることがある。
ハマカンゾウ
などより花期が早い。
中国から渡来したと思われていたが、
長崎県男女群島などに自生していることがわかった。
それが幕末に西洋にわたって、
ヘメロカリス
などの母種になったと言われる。
識別点:
ユウスゲ、
ノカンゾウ、
ヤブカンゾウ、
ヒメカンゾウ、
ハマカンゾウ、
トウカンゾウ、
ヘメロカリス
ユウスゲ :夏緑、黄色、一重、7〜8月、夕方咲く。
ノカンゾウ :夏緑、赤橙、一重、7〜8月、朝咲く、湿地に生える。
ヤブカンゾウ:夏緑、赤橙、八重、7〜8月、朝咲く。
ヒメカンゾウ:夏緑、黄橙、一重、5〜6月、朝咲く、小さい。
ハマカンゾウ:常緑、赤橙、一重、7〜9月、朝咲く、海岸に生える。
トウカンゾウ:常緑、黄橙、一重、5〜7月、朝咲く。
ヘメロカリス:夏緑、多彩、一重八重、6〜8月、朝咲く。
葉は広線形で湾曲する。(2016/4/15)
葉は左右交互に根生する。縁が波打つものがある。(2016/4/15)
黄橙色で漏斗形の花が咲く。
(2017/6/6)
花茎に沢山の蕾が用意されつつあり、花が次々と咲く。
(2017/6/6)
花被片は6枚あり、雄しべも6本ある。
(2017/6/6)
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