木本−単子葉植物


用語説明

かたい幹を持ち地上部分が多年にわたって成長する単子葉植物

単子葉植物の特徴

種子から出る子葉は細長い1本の葉である。
葉脈は葉の根元から先まで並行に伸びる。
根は髭根状の側根ばかり。
木質であっても年輪を持たない。

萼と花弁、雄しべ、雌しべのある花をつける(ものが多い)。
花は虫を呼ぶものが多い。
胚珠が子房に覆われていて、花粉は柱頭から花粉管をのばして受精する。

イネ科 竹、笹類
竹や笹を木本ということについては異論もある。

写真 モウソウチク 棹は直径20センチぐらい、節間は20〜25センチで、 枝の出る節の隆起は2輪、枝の出ない節の隆起は1輪である

写真 クマザサ 茎は細長く中空で、先に葉を4〜7枚掌状につけ、 葉は深緑色で、なめらかであり、冬に白い隈取りができる

写真 オカメザサ 茎は直径3〜4ミリで長さ1〜2メートルとなり、節から短い枝を3〜5本出し、 その先に長さ6〜10センチの葉を1枚つける

ヤシ科
写真 シュロ 幹は古い葉鞘の褐色の繊維に包まれていて、 葉は直径50〜80センチの円形で、掌状に深く切れ込んでおり、 葉柄は断面が3角形で1メートルぐらいあり、古い葉の先は折れて垂れ下がる

写真 トウジュロ 幹は古い葉鞘の褐色の繊維に包まれていて、 葉は直径50〜80センチの円形で、掌状に深く切れ込んでおり、 葉柄は断面が3角形で1メートルぐらいあり、葉の先は垂れ下がらない

写真 チャボトウジュロ 幹は古い葉鞘の褐色の繊維に包まれていて、 葉は直径50〜80センチの円形で、掌状に深く切れ込んだ裂片の先がさらに2裂し、 葉柄は断面が3角形で1メートルぐらいある

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