シュロ

棕櫚

単子葉、 ヤシ科、 シュロ属、常緑、高木。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:5〜10メートル
別名:ワジュロ
幹は分枝しないで直立し、古い葉鞘の褐色の繊維に包まれている。
葉は幹の頂部分に螺旋状につき、 直径50〜80センチの円形で、掌状に深く切れ込んでいる。 葉が古くなると裂片の先が折れて垂れ下がる。
葉柄は1メートルぐらいあって、断面が3角形で縁に固い突起が並ぶ。
枯れた葉も落ちないで幹にぶらさがる。
雌雄異株で、初夏に頂上近くの葉の基部から肉質の円錐花序を出し、 黄白色の小さな花を多数つける。
果実は直径1センチぐらいの偏球形の核果で、熟すと青黒くなる。

識別点: シュロトウジュロチャボトウジュロ
 シュロ  :高さ5〜10メートル、葉の先が折れて垂れ下がる。
 トウジュロ:高さ4メートル、葉の先が折れ曲がらない。
 チャボトウジュロ:高さ4メートル、葉の裂片の先がさらに2裂する。

肉質の花序が出る。


花序が大きくなる。(2016/4/29)


花が咲いて花粉が出ている。(2016/4/29)


花の終わり。(2015/5/18)


花芽。




葉の先が折れてたれさがる。




葉は枯れても落ちない。 (2018/2/10)


幹を包む繊維は耐久性があり、縄などに利用される。(2016/4/29)


(2009/3/11)


果実ができつつある。 (2018/5/24)


果実は核果で、高い所に沢山できる。 (2020/7/7)


風で落ちた未熟な核果。偏球形で、青みを帯びている。 (2020/7/7)


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