チャボトウジュロ

矮鶏唐棕櫚

単子葉、 ヤシ科、 チャボトウジュロ属、高木。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:4メートル
幹は分枝せずに直立し、古い葉鞘の褐色の繊維に包まれている。 成長が遅い。
葉は幹の頂部分に螺旋状につき、直径50〜80センチの円形で、 掌状に深く切れ込み、裂片の先がさらに2裂する。
葉柄は長さ1メートルぐらいあって、 断面が3角形で縁に突起が並ぶ。
雌雄異株で、初夏に頂上近くの葉の基部から肉質の円錐花序を出し、 黄白色の小さな花を多数つける。
果実は直径1センチぐらいの偏球形の液果で、熟すと青黒くなる。
ヨーロッパ南部原産。

識別点: シュロトウジュロチャボトウジュロ
 シュロ  :高さ5〜10メートル、葉の先が折れて垂れ下がる。
 トウジュロ:高さ4メートル、葉の先が折れ曲がらない。
 チャボトウジュロ:高さ4メートル、葉の裂片の先がさらに2裂する。



花序は黄色い。 (2009/4/23)


肉質の大きな円錐花序が葉柄の脇から出る。葉柄に突起がある。(2016/4/29)


花の外皮が3裂して、黄色い花が咲く。 (2017/5/2)


株立ちする。 (2009/4/23)


葉は頂部分から出て、大きな団扇のように広がる。 (2009/4/23)


葉は深く切れ込み、裂片はさらに先が2裂する。(2016/4/29)


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