タンポポ

蒲公英

双子葉、合弁花、 キク科、 タンポポ属、舌状花のみ。多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月、セイヨウタンポポは3月〜9月
高さ:15〜30センチ
花茎は中空で直立し、分岐せず、葉もつけない。
葉は根生し、羽状に深裂する。
中心部から花茎をのばし、 頂きに5歯のある舌状花のみからなる頭花を1個つける。 花を支える総苞には、外側にある総苞外片と、その内側にある総苞内片がある。 頭花は日が当たると開き、曇ると閉じる。夜も閉じる。
葉や茎を切ると白い乳液がでる。
長くのびた茎の先に、 冠毛のついた褐色のそう果が多数玉房のようになってつき、 風でとぶ。

識別点: カントウタンポポトウカイタンポポタンポポセイヨウタンポポシロバナタンポポ
カントウタンポポ:総苞外片は直立し、頭花は直径3.5〜4センチと大きい。
トウカイタンポポ:総苞外片は直立し、総苞外片と総苞内片に角状突起がある。
カンサイタンポポ:総苞外片は直立し、頭花は直径2〜3センチと小さい。
セイヨウタンポポ:総苞外片が反り返る。単為生殖する。
シロバナタンポポ:舌状花が白い。単為生殖する。

(2007/4/15)


花は舌状花のみ


そう果


冬季のロゼットは赤くなる(12月の例)。


群生するタンポポ


カントウタンポポ(総苞外片が直立する)


カントウタンポポ(総苞外片が直立する)




カントウタンポポ


総苞には、外側の総苞外片と内側の総苞内片がある。


セイヨウタンポポ(総苞外片が反り返る)


トウカイタンポポ(総苞外片と総苞内片の先に角状の突起があり、総苞外片は直立することが多い)


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