チョウセンアサガオ
朝鮮朝顔
双子葉、合弁花、
ナス科、
チョウセンアサガオ属、1年草、
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:約1メートル
茎は紫色を帯び、二股に分岐することを繰り返して、
大きな株をつくる。
葉は長さ10〜20センチのとがった広卵形で、互生する。
花は葉腋に数個ずつつき、長さ10〜15センチの漏斗状で、
先端が5裂し、色は白色や黄色などで、下向きや横向きに咲く。
夕方に開花して翌日午前にしぼむ。
果実は球形で、短い棘がある。
熟すと不規則に裂開して、黒褐色の種子が現れる。
有毒植物。
これを原料とする麻酔薬(通仙散)により、
華岡青洲が1805年に世界初の全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した。
熱帯アジア原産。
(チョウセンは「日本のものと違う」の意味で使われており、朝鮮経由で渡来したのではない。アサガオはヒルガオ科で
ナス科の本種とは全く別物であり、
名前は類似性をあまり表していない。)
北アメリカ原産のアメリカチョウセンアサガオ
(ケチョウセンアサガオ)は、茎や葉裏に微毛が密生する。
ヨウシュチョウセンアサガオは、熱帯アメリカ原産で、
果実は卵形である。
よく似た
トランペットフラワー
(キダチチョウセンアサガオ)
は、丈が高く、花が下向きに咲く。(しかし、それもチョウセンアサガオということがある。)
識別点:
チョウセンアサガオ 、
ヤエチョウセンアサガオ 、
ヨウシュチョウセンアサガオ 、
トゲナシヨウシュチョウセンアサガオ 、
アメリカチョウセンアサガオ
チョウセンアサガオ :果実球形棘短い、種子褐色、花10〜15センチ。
ヤエチョウセンアサガオ :果実偏球形や重合形で棘短い、種子淡褐色、花八重10〜15センチ。
ヨウシュチョウセンアサガオ:果実卵形棘長い、種子黒、花約10センチ。
トゲナシチョウセンアサガオ:果実卵形棘なし、種子黒、花約10センチ。
アメリカチョウセンアサガオ:果実球形棘長い、種子褐色、花10〜15センチ、茎や葉に微毛。
(2017/10/18)
花は大きな漏斗状で、色は白が多い。(2017/10/18)
花冠は5裂し、雄しべが5本ある。
(2018/10/20)
萼が細長い。
(2018/10/20)
葉は大きな広卵形で葉柄が長い。(2017/10/18)
(2017/10/18)
果実は球形で、短い棘に覆われる。(2017/10/18)
果実はへたが大きい。(2017/10/18)
熟すと不規則に裂開して、黒褐色の種子が現れる。
(2018/10/15)
茎は濃紫色。(2017/10/18)
高さも幅も1メートルぐらいに大きくなる。
(2017/7/29)
ヤエチョウセンアサガオ。
ヨウシュチョウセンアサガオ。
トゲナシヨウシュチョウセンアサガオ。
アメリカチョウセンアサガオ(ケチョウセンアサガオ)。
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