コヤブラン
小藪蘭
単子葉、
ユリ科
(新分類ではキジカクシ科)、
ヤブラン属、球根植物、常緑、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:20〜40センチ
ヤブランに似ているが、
葉が細く、匐枝で広がり、花は色が薄くてまばらに咲く点が異なる。
ジャノヒゲは数個の花が下向きに咲くが、コヤブランは10〜20個の花が上向きに咲く点が異なる。
匐枝で殖えて平面的に広がり、地を覆う。
葉は根生し、長さ30〜65センチ、幅4〜7ミリの線形で光沢がある。
直立〜斜上する長さ20〜40センチの花茎の上部に、
白に近い淡紫色の小さい6弁花が総状にまばらにつき、
斜め上向きに咲く。
丸い種子が果肉に包まれることなく露出して花径につき、
初めは緑色であるが熟すと黒くなる。
識別点:
ヤブラン、
コヤブラン、
ヒメヤブラン
ヤブラン :匐枝は出さず大株となる、葉の幅8〜12ミリ、花は色が濃くて密集。
コヤブラン :匐枝で広がる、葉の幅4〜7ミリ、花は色が薄くてまばらで20〜30個。
ヒメヤブラン:匐枝で広がる、葉の幅2〜3ミリ、花は色が薄くてまばらで約10個。
(2015/9/29)
淡紫色の小さい6弁花が総状にまばらに咲く。(2016/9/28)
(2015/9/29)
果実は丸い裸の種子で、未熟なときは緑色。(2016/9/28)
密に叢生する。
(2015/9/29)
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