ヒメヤブラン
姫藪蘭
単子葉、
キジカクシ科
(以前は ユリ科)、
ヤブラン属、球根植物、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:10〜15センチ
日当たりのよい草地に生える。
匐枝でふえる。
葉は長さ10〜20センチ、幅2〜3ミリの線形で、やや肉厚であり、根生する。
葉より短い高さ10〜15センチの花茎の先の短い総状花序に、
淡紫色の小さな6弁花をまばらに上向きに咲かせる。
(ヤブランの花茎は葉より高くのび、花が密生する。
ジャノヒゲ
は花が下向きに咲き、種子は藍色になる。)
種子は直径4〜6ミリの球形で、花茎に露出してつき、黒く熟す。
識別点:
ヤブラン、
コヤブラン、
ヒメヤブラン
ヤブラン :匐枝は出さず大株となる、葉の幅8〜12ミリ、花は色が濃くて密集。
コヤブラン :匐枝で広がる、葉の幅4〜7ミリ、花は色が薄くてまばらで20〜30個。
ヒメヤブラン:匐枝で広がる、葉の幅2〜3ミリ、花は色が薄くてまばらで約10個。
蕾。
花は上向きに咲く。
数枚の葉が淡褐色の鞘に包まれて根生する。
(2012/6/23)
刮ハができるが、果皮が薄いので、丸い種子がむき出しとなる。
未熟の種子は緑であるが、熟すと黒くなる。
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