トキワイカリソウ
常盤碇草
双子葉、離弁花、
メギ科、
イカリソウ属、常緑、多年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:20〜60センチ
別名:オオイカリソウ
雪国などに多い。
茎は細くて直立し、白毛がある。
葉は2回3出複葉で、小葉はゆがんだ卵の形をして先がとがり、
基部は深い心形となり、縁に刺し毛があって、
ややかたく、光沢がある。
茎の途中や葉腋からでる長い総状花序に、
白または紅紫色の4弁花が咲く。
(東日本では白が多く、西日本では紅紫色が多いそうである。)
4枚の花弁の細長い管状の距が湾曲して四方に広がり、
花が錨のように見える。
豆鞘のような袋果がつき、中に楕円形の種子がある。
識別点:
イカリソウ、
トキワイカリソウ、
ホザキノイカリソウ、
バイカイカリソウ
イカリソウ :夏緑、距が長い、花は紫色、葉につやがない。
トキワイカリソウ:常緑、距が長い、花は紫色、葉につやがある。
ホザキノイカリソウ:常緑、距がイボ状、萼が白く花弁は黄色。
バイカイカリソウ:常緑、距なし、花は白く小さい、葉はゆがんだ卵形。
葉に光沢があり、縁に棘のような刺し毛がある。
(2015/5/1)
上に4枚あるのは内萼片で、その下に花弁があって、長い距が突き出る。
(2015/5/1)
花が和船の錨の形に似ている。
4枚の4花弁は丸くて下向きとなり、葯は黄色い。
(2017/3/30)
蕾の外側を覆っていた4枚の外萼片は開花すると落ち、
内側の4枚の内萼片は花弁を覆うようにして残る。
(2017/3/30)
葉は2回3出複葉で、葉柄が長い。(2015/5/6)
小葉はゆがんだ卵形で先がとがり、つやがある。
先の尖った豆鞘のような果実ができる。(2016/4/15)
葉裏が白いので、ウラジロイカリソウか。(2015/5/1)
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