バイカイカリソウ

梅花碇草

双子葉、離弁花、 メギ科、 イカリソウ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:20〜30センチ
林縁に生え、 茎は細くて固く、直立し、まばらな開出毛がある。
根生葉は1〜2回2出複葉で葉柄が長く、 小葉は長さ3〜5センチで、左右非対称のゆがんだ卵の形をしており、 鋸歯はほとんどない。葉柄につく基部は心形となっている。 晩秋には赤みを帯びる。
長い花径の先の総状花序に、 白または淡紅色で、直径1〜2センチと小さい花を3〜6個 やや下向きに咲かせる。 イカリソウ属ではあるが、距がなくて、梅の花に似ている。 4枚の花弁のまわりに4枚の萼があり、葯は黄色い。
果実は長さ1センチ弱の袋果で、先に花柱が残り、 種子が数個入っていて、その部分が少しふくらむ。
漢方薬の材料となる。
日本固有種。

識別点: イカリソウトキワイカリソウホザキノイカリソウバイカイカリソウ
 イカリソウ   :夏緑、距が長い、花は紫色、葉につやがない。
 トキワイカリソウ:常緑、距が長い、花は紫色、葉につやがある。
 ホザキノイカリソウ:常緑、距がイボ状、萼が白く花弁は黄色。
 バイカイカリソウ:常緑、距なし、花は白く小さい、葉はゆがんだ卵形。

葉は3出複葉、小葉はゆがんだ卵形で、基部は心形。(2016/4/15)


白い花がうつむいて咲く。白い4枚の萼に隠れて白い花弁が4枚ある。(2016/4/15)


葉柄などにまばらな毛がある。(2016/4/15)


豆果のような小さい袋果がつく。(2016/4/15)


(2015/5/6)


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