ホザキノイカリソウ
穂咲きの碇草
双子葉、離弁花、
メギ科、
イカリソウ属、常緑、多年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:30〜40センチ
根茎から細長い茎を数本叢生する。
長い葉柄の先に1〜3回3出する複葉をつける。小葉は革質の矢じり形で、
鋭い鋸歯がある。常緑であるが、日本では葉が冬枯れることもある。
茎の途中から長い花柄を出し、総状花序をつける。
白い内萼片と黄色い花弁をもつ花径約5ミリの花を下向きにつけるが、
距はイボ状で短いので、花は錨の形にはならない。
白い4枚の内萼片は平開し、黄色い4枚の花弁は半開する。
葯が花弁より長く突き出る。
果実は豆の鞘のような袋果で、
種子にはアリの好むエライオソーム(脂肪酸、アミノ酸、蔗糖などを含む)
がついており、アリに種子を運ばせる。
強壮剤として使われる。
中国原産。
識別点:
イカリソウ、
トキワイカリソウ、
ホザキノイカリソウ、
バイカイカリソウ
イカリソウ :夏緑、距が長い、花は紫色、葉につやがない。
トキワイカリソウ:常緑、距が長い、花は紫色、葉につやがある。
ホザキノイカリソウ:常緑、距がイボ状、萼が白く花弁は黄色。
バイカイカリソウ:常緑、距なし、花は白く小さい、葉はゆがんだ卵形。
(2017/4/13)
まばらな総状花序を出す。(2017/4/22)
花。白い内萼片と黄色い花弁があり、雄しべ、雌しべが突き出す。
(2017/4/13)
(2017/4/13)
濃紫色のは蕾。(2017/4/22)
立ち上がってきた花茎。(2017/3/30)
葉は1〜3回3出複葉。
(2017/4/13)
(2016/11/26)
小葉は鏃形で、細かいが鋭い鋸歯がある。(2016/11/26)
若い葉は赤くて柔らかい。緑になった葉は固い。(2017/4/22)
三角状の葉もある。(2017/4/13)
茎や葉柄は細くて長い。(2022/10/20)
果実は尖った豆の鞘状。(2016/4/29)
緑色の前年葉の間から赤い若葉を出して、よく茂る。
(2017/4/13)
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