オニゲシ
鬼罌粟、鬼芥子
双子葉、離弁花、
ケシ科、
ケシ属、多年草。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:60〜100センチ
別名:オリエンタル・ポピー
全体に粗毛がある。宿根草であるが、暑さに弱く、
花を咲かせた後夏枯れし、秋にまた芽吹く。
直根があって大株となる。
茎は直立したのち、まばらに分枝する。
葉は羽状に深裂し、裂片には鋸歯がある。
根生葉は長さ1メートルにもなることがある。
花は直径10〜20センチと大柄で、茎の先に1つだけつき、
蕾のときも下向きにはならず上を向いている。
花弁の基部に黒斑がある。
色は橙色、桃色、白などがあり、
花弁は4〜6枚が基本であるが、
八重咲きや波打つものなどがあって、多様である。
ヒナゲシ
などは1日花であるが、こちらは4〜5日もつ。
刮ハは中ぶくれの壺に縁の張り出した蓋がついた形である。
地中海沿岸〜西南アジア原産。
識別点:(
ケシ、
ヒナゲシ、
オニゲシ、
アイスランド・ポピー)
ケシ :葉は長楕円形、葉柄なし、無毛で全体に粉白色を帯びる。
ヒナゲシ:葉は羽状に深裂し、全体に粗毛があり、茎は枝分かれする。
オニゲシ:葉は羽状に全裂し、全体に剛毛があり、蕾は直立し、花は大柄で花弁基部に黒斑があり、宿根草。
アイスランド・ポピー:葉は無毛の白緑色で光沢があり、茎は枝分かれしない。
(2017/5/19)
丈は1メートル近くで、花茎は20センチ近くと、大きい。
(2015/5/6)
花の中心部には、柱頭が15本ぐらい放射状に並び、黒紫色の雄しべが多数ある。
(2017/5/19)
葉は羽状に全裂する。
(2017/6/6)
葉も花径も萼も毛深い。
(2017/6/6)
果実は蓋付きの小さな壺の形。
(2017/6/6)
オリエンタルポピーは黒斑が5個ある。(2015/5/6)
蕾は直立し、うなだれない。
(2015/5/6)
モンツキヒナゲシの黒斑は3個で、花は小柄。(2015/5/6)
モンツキヒナゲシ。花の中で果実ができつつある。(2015/5/6)
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