アイスランド・ポピー
シベリア雛罌粟、シベリア雛芥子
双子葉、離弁花、
ケシ科、
ケシ属、1年草(原産地では多年草)。
用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:約50センチ
別名:シベリアンヒナゲシ
ケシ
とよく似ているが、
・枝分かれしないで、一株からいくつもの花柄を出し、その各々に一輪ずつ花を咲かせること、
・葉が白緑色で毛がなく、光沢があること、
・花色の淡いものが多いこと
などの違いがある。
また、暖地では1〜2月にも花を咲かすことができる。原産地では多年草であるが、暑さに弱くて、日本の夏は越せない事が多いので、1年草として扱われる。
葉は根生し、羽状に深裂する。
花茎は細く、枝分かれせずに直立し、毛がある。
花茎の途中から出る葉はない。
花は花径5〜10センチで、花茎の先に単生し、
蕾のときは下向きで、
多数の毛が生えた萼に覆われており、
開花と同時に萼が落ちて花が上を向く。
色は赤、黄、白と多彩で、花弁は4枚できわめて薄い。
刮ハは湯飲みに笠のような蓋がついた形であり、
種子は非常に細かい。
麻薬成分は含まない。
アイスランドやシベリアなどの極寒地原産。
識別点:(
ケシ、
ヒナゲシ、
オニゲシ、
アイスランド・ポピー)
ケシ :葉は長楕円形、葉柄なし、無毛で全体に粉白色を帯びる。
ヒナゲシ:葉は羽状に深裂し、全体に粗毛があり、茎は枝分かれする。
オニゲシ:葉は羽状に全裂し、全体に剛毛があり、蕾は直立し、花は大柄で花弁基部に黒斑があり、宿根草。
アイスランド・ポピー:葉は無毛の白緑色で光沢があり、茎は枝分かれしない。
(2015/4/30)
葉は根生し、羽状に深裂する。
(2017/3/30)
花は花茎先に単生する。茎には毛ある。(2015/4/30)
蕾にも毛がある。(2023/6/4)
茎は枝分かれしない。(2015/4/30)
蓋付きの湯飲みのような果実ができる。(2017/5/19)
多数の雄しべがある。雌しべは8個ぐらいあって、合体している。
(2017/5/19)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る