ヒナゲシ

雛罌粟、雛芥子

双子葉、離弁花、 ケシ科、 ケシ属、1年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:35〜80センチ
別名:虞美人草
全体に粗毛がある。 茎は直立し、まばらに分枝する。
根生葉は狭楕円形で輪生し、羽状に深裂〜全裂し、裂片に切れ込みがある。 茎葉は長楕円形で互生し、羽状に深裂する。
花は直径5〜7センチで、茎の先に1つだけつき、蕾のときは下向きで、 多数の毛が生えた萼に覆われており、開花と同時に萼が落ちて花が上を向く。 開いた翌日には散る。 花弁は4枚できわめて薄く、しわがあり、赤い。 八重咲きなど、多様な園芸種があり、 色も赤だけでなく、紫、白、黄などや、紋のあるものなどがある。青はない。
刮ハはお椀に笠のような蓋がついた形であり、種子は芥子粒と 言われるように非常に細かい。
ヨーロッパ南部、西アジア原産。

識別点:( ケシ、 ヒナゲシオニゲシアイスランド・ポピー
 ケシ  :葉は長楕円形、葉柄なし、無毛で全体に粉白色を帯びる。
 ヒナゲシ:葉は羽状に深裂し、全体に粗毛があり、茎は枝分かれする。
 オニゲシ:葉は羽状に全裂し、全体に剛毛があり、蕾は直立し、花は大柄で花弁基部に黒斑があり、宿根草。
 アイスランド・ポピー:葉は無毛の白緑色で光沢があり、茎は枝分かれしない。



根生葉は狭楕円形で、羽状に深裂〜全裂し、裂片には切れ込みがある。 (2013/4/13)




茎葉は長楕円形で、羽状に深裂する。 (2016/3/16)


花は茎先に単生し、花弁はきわめて薄い。




蕾は下を向き、花は上を向く。


花は縁取りのあるものなど、多彩。深裂した葉が互生する。


果実ができつつある。 (2002/5/12)


果実は蓋をしたお椀状。(2017/5/19)


(2015/5/6)


モンツキヒナゲシ。(2015/5/6)


モンツキヒナゲシ。花の中で果実ができつつある。(2015/5/6)


アイスランド・ポピー。(2016/4/15)


オリエンタルポピー。(2015/5/6)


チューリップポピー。(2015/5/6)


シャーレーポピー。(2015/5/6)


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