ノコンギク
野紺菊
双子葉、合弁花、
キク科、
シオン属 筒状花と舌状花をもつ。多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
高さ:0.5〜1メートル
地下茎で増える。
茎は細くてよく枝分かれし、短毛が密生する。
葉も両面に短毛が生えてざらつき、卵状長楕円形で、
茎葉は長さ6〜12センチの長楕円形で互生し、
ふちには大きな鋸歯がまばらにあり、3つの葉脈が目立つ。
枝先につく頭花は直径約2.5センチで、舌状花は淡青紫色〜白色で、
筒状花は黄色い。
総苞は半球形で緑色、総苞片は3裂に並び、
先端は紫色をおびる。
そう果は長さ1.5〜3ミリの扁平な倒卵状楕円形で、
長さ4〜6ミリの白い冠毛がある。
識別点 --
ノコンギク、
シロヨメナ、
イナカギク、
シラヤマギク
の区別:
ノコンギク:茎はよく枝分かれして短毛が密生し、葉は鋸歯のある長楕円形で3脈が目立ち、舌状花は淡青紫色で総苞は半球形で花柄が短く、冠毛がとても長い。。
シロヨメナ:茎は直立し、葉は鋸歯のある長楕円状被針形で先がとがって光沢があり、基部はくさび形で、舌状花は白く総苞は筒状。
イナカギク:葉は鋸歯のある長楕円状被針形で先がとがり、基部はやや茎をいだき、両面に白い短毛が密生し、舌状花は白く総苞は鐘形。
シラヤマギク:下葉は柄が長い心形、上葉は小さい被針形で、6〜8枚の白い舌状花が不等間隔に並び、筒状花は白っぽく、総苞片が3列に並ぶ。
舌状花は淡青紫色〜白色で、筒状花は黄色い。(2017/9/30)
舌状花は20枚あまりある。
(2016/10/4)
(2016/10/10)
筒状花は饅頭状に盛り上がる。雄しべは合着して筒状となる。(2018/10/28)
筒状花の花冠は5裂する。
(2016/10/10)
総苞は半球形で緑色。
(2018/10/28)
(2018/10/16)
総苞片は3裂に並ぶ。茎には短毛が密生する。(2017/10/18)
茎葉は長楕円形で粗い鋸歯があり、3つの葉脈が明瞭である。(2009/10/24)
(2016/10/8)
(2016/10/10)
茎は直立し、葉は互生する。この個体では鋸歯が大きい。(2015/7/2)
開く前の舌状花は赤紫色のことがある。Phote by H. O. (2002/9/13)
舌状花の幅など、いろいろの変異がある。
(2016/10/10)
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