イナカギク

田舎菊

双子葉、合弁花、 キク科、 シオン属 筒状花と舌状花をもつ。多年草。 用語説明
花期:秋 9月〜11月
高さ:0.5〜1メートル
別名:ヤマシロギク
茎は細くてよく枝分かれし、白い軟毛が密生する。
葉は互生し、長楕円状被針形で先が次第に細くなって尖り、 基部はやや茎をいだき、まばらな鋸歯があり、 両面に白い短毛が密生する。
花は枝先に散房状につく。 頭花は直径約2センチで、舌状花は白くて重なり合わず、筒状花は黄色い。 総苞は鐘形。
そう果には淡褐色の冠毛がある。

識別点 -- ノコンギクシロヨメナイナカギクシラヤマギク の区別:
 ノコンギク:茎はよく枝分かれして短毛が密生し、葉は鋸歯のある長楕円形で3脈が目立ち、舌状花は淡青紫色で総苞は半球形で花柄が短く、冠毛がとても長い。。
 シロヨメナ:茎は直立し、葉は鋸歯のある長楕円状被針形で先がとがって光沢があり、基部はくさび形で、舌状花は白く総苞は筒状。
 イナカギク:葉は鋸歯のある長楕円状被針形で先がとがり、基部はやや茎をいだき、両面に白い短毛が密生し、舌状花は白く総苞は鐘形。
 シラヤマギク:下葉は柄が長い心形、上葉は小さい被針形で、6〜8枚の白い舌状花が不等間隔に並び、筒状花は白っぽく、総苞片が3列に並ぶ。

(2009/9/19)


葉は長楕円状被針形で、先が次第に細くなって尖る。 (2009/9/19)


葉は互生し、まばらな鋸歯がある。 (2016/12/2)


白い舌状花は重なり合わない。左の頭花は花柱の先がまだ輪になっていて筒状花はまだ蕾。 (2016/12/2)


花柱の先が二股になろうとしており、筒状花が開き始めている。 (2016/12/2)


総苞は鐘形。 (2016/12/2)


茎に毛があって白緑色となる。 (2009/9/19)


葉裏にも白毛がある。 (2009/9/19)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る