メヤブマオ
雌藪苧麻
双子葉、離弁花、
イラクサ科、
カラムシ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜11月
高さ:約1メートル
茎は直立ないし斜上する。
葉は、長さ10〜20センチの卵円形で薄く、
先が3裂して中央裂片がとがり、対生し、
基部は切形で、粗い鋸歯があり、両面に短毛がある。
茎の下部の葉腋に淡緑色の雄花の穂が出る。
茎先や上部の葉腋に雌花が球形に集まってまばらに並んだ穂が出る。
花弁はよく見えない。
雌花序の形は、
ヤブマオ
にくらべると、
少し細い、雌花の球の間に隙間がある、
などの違いがある。
雌雄同株であるが、雌花だけで種のできることも多い。
そう果が穂状につく。
類似したものに
アカソ、
クサコアカソ、
ヤブマオ、
メヤブマオ、
カラムシ、
イラクサ
などがある。
識別点:
アカソ :草、茎と葉柄が赤く、葉先が3裂して中央裂片が尾状にとがり、鋸歯15個位。
コアカソ :木、茎と葉柄が赤く、葉先は3裂せずに中央裂片が尾状にとがり、鋸歯8個以内。
クサコアカソ:草、茎と葉柄が赤く、葉先は3裂せずに尾状にとがり、鋸歯10〜20。
ヤブマオ :草、葉の基部は円形、先は3裂せずに尾状にとがり、鋸歯は先ほど粗い、雌花の玉が密に並ぶ。
メヤブマオ:草、葉の基部は切形、先は3裂、粗鋸歯、雌花の玉がまばらに並ぶ。
カラムシ :草、葉先は3裂せずに尾状にとがり、鋸歯20以上、雄花は総状につく。
イラクサ :草、葉の基部は心形、先は3裂せずに尾状にとがり、欠刻状鋸歯、茎や葉柄、葉に棘。
(2018/10/2)
茎の上部に雌花序が出る。
(2017/11/9)
葉は対生し、花序も対生する。(2022/11/2)
結実し始めた雌花序。
(2018/10/2)
(2018/10/2)
雌花は球状に集まって並ぶ。球の間に隙間がある。
(2017/11/9)
雌花序は少し細い。
雄花序と思われるが未確認。
(2015/7/11)
葉に粗い鋸歯がある。
(2017/11/9)
葉裏は白緑色。
(2018/10/2)
葉身の基部は切形。(2017/11/9)
葉柄は赤みを帯びる。
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