クロガラシ
黒芥子
双子葉、離弁花、
アブラナ科、
アブラナ属、1年草。
用語説明
花期:春 5月
高さ:2.4メートル
冷涼な気候を好み、暑さには弱い。
茎は直立して高くのび、上方で分枝する。
根生葉は奇数羽状複葉で、頂小葉が大きい。
茎葉は楕円形で鋸歯がある。
下部では葉柄があるが、上部ではなくなり、互生する。
根生葉も茎葉も両面に粗毛がある。
葉は有毒で、そのままでは食べられない。
茎が高くのびる(薹がたつ)と、枝先の総状花序に、
直径約1センチの黄色い4弁花が咲く。
果実は長さ約2センチの棒状の長角果で、
丸い種子は暗褐色で辛みがあり、
ブラックマスタードとして香辛料や生薬として使われる。
地中海沿岸原産。
識別点:
セイヨウアブラナ、
カラシナ、
クロガラシ、
ハナナ
セイヨウアブラナ:葉は厚くて茎を深く抱き、茎が粉白色を帯び、萼片が開かない。種子は黒く、染色体が19対。
アブラナ :葉は薄くて茎を抱き、萼片が開く。種子は赤く、染色体が10対。
カラシナ :葉は茎を抱かず、鋸歯があり、花は小さく、種子は黄褐色。
クロガラシ :2メートル以上にのび、葉は茎を抱かず、鋸歯があり、花は小さく、種子は赤褐色。
ハナナ :葉は強く縮んで波状の切れ込みがあり、茎を浅く抱き、花序が大きい。
(2016/3/16)
茎葉は楕円形で鋸歯がある。(2016/4/15)
4弁で黄色い花が総状に咲く。(2016/4/15)
果実は丸棒状の長角果。(2017/5/19)
茎は直立し、高くのびる。(2016/4/15)
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