ソケイ

素馨

双子葉、合弁花、 モクセイ科、 ソケイ属、常緑、広葉樹、低木。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜11月
高さ:1〜4メートル
別名:オオバナソケイ(大花素馨)
亜熱帯植物であるが、夏の直射日光はきらい、 乾燥に弱い。 温帯でも育つ。
幹は灰褐色で直立するが、他のものに寄りかかり気味となり、 上部の枝はつる状にのびる。
奇数羽状複葉が対生し、 小葉は長さ1〜2センチの卵状楕円形で全縁であり、 頂小葉は先が尖る。
枝先や葉腋に花茎を長くのばして、1回程度分枝する。 その花序枝の先の集散花序に、花筒が長く、 花冠が5裂して平開する白い花をつける。 花径は約3センチあり、雄しべが2本少し突き出る。 花に強い芳香があり、 花からとれる香油はジャスミンと呼ばれる。
(ソケイ属の植物をジャスミンと総称することもあるので、 まぎらわしい。)
果実はほとんど見られない。
中国南部、インド、イランなどに自生する。

識別点: ソケイキソケイハゴロモジャスミンマリカ
 ソケイ :半つる性低木、羽状複葉、花5裂、白、芳香強。
 キソケイ:低木、羽状複葉、花5裂、黄、香微。
 ハゴロモジャスミン:つる性、羽状複葉、花5裂、白、芳香強。
 マリカ :半つる性、葉広卵形、花8裂、白〜淡紫色、芳香。

(2017/9/30)


花筒が長くて花冠の5裂する白い花が咲く。(2017/9/30)


奇数羽状複葉が対生する。花茎は1回程度分枝することがある。(2017/9/30)


幹は直立し、灰褐色で縦ひびがある。(2017/9/30)


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