ナワシログミ

苗代茱萸

双子葉、離弁花、 グミ科、 グミ属、常緑、低木。 用語説明
花期:秋 10月〜11月
高さ:2.5メートルぐらい
多数分枝し、短枝は棘になることが多い。 樹皮は灰黒色で、皮目が多く、古くなると縦にはがれる。
葉は互生し、長さ5センチぐらいの長楕円形で、 有柄で革質であり、縁が波うつ。 若枝、葉裏、萼に星状の鱗片が密生する。
花は葉腋に数個下向きにつき、萼筒が長く、4裂する。
果実は長楕円形の偽果で、先端に萼筒の上部が残っており、 翌年の初夏に赤く実り、食べられる。

識別点: ナワシログミナツグミアキグミトウグミダイオウグミツルグミ
 ナワシログミ:秋に咲き、長楕円形の果実が翌年の初夏に実る。葉の縁が波状。枝に棘。
 ナツグミ  :春に咲き、楕円形の果実が初夏に実る。葉裏に銀白色と褐色の鱗片が混生する。
 アキグミ  :花は初夏に咲き、色が白から黄色に変わり、球形の果実が秋に熟す。
 トウグミ  :春に咲き初夏に実り、枝に棘がなく、果実はナツグミより大きい楕円形。
 ダイオウグミ:トウグミの園芸種で、実が1.5〜2センチと大きい楕円形。
 マルバグミ :葉は5〜10センチと大きく、革質で光沢があり、秋に咲き、長楕円形で白っぽい果実が翌春に熟す。
 ツルグミ  :春に咲き、長楕円形の果実が初夏に実り、枝が蔓状にのび棘がない。



葉腋に花冠が4裂した花が数個咲く。(2016/11/20)


若枝は褐色の鱗状毛で覆われる。葉裏には銀色の鱗状毛が密生し、褐色のも混じる。(2015/10/22)


未熟な果実。初夏に赤熟する。Photo by H. O. (2003/4/19)


葉は革質で厚く、縁が波打つ。


新葉の表には銀色の鱗状毛がある。葉の縁は裏に反り返る。(2015/5/10)


常緑低木で、よく分枝して茂る。 (2018/1/21)


樹皮は灰褐色〜灰黒色で、古い幹には縦筋が入る。 (2017/9/21)


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