ツルグミ
蔓茱萸
双子葉、離弁花、
グミ科、
グミ属、つる性、常緑、低木。
用語説明
花期:秋 10月〜11月
高さ:2〜3メートル
枝に鈍い稜があり、赤褐色の鱗状毛が密生する。
逆枝(下向きの枝)で他の植物によりかかるようにしてのびる。
葉は互生し、長さ4〜8センチの長楕円形で、
裏面に赤褐色の鱗片が密生する。
秋に葉腋に淡褐色の花が数個垂れ下がってつく。花冠は4裂する。
細長い萼筒に赤褐色の鱗片が密生する。
果実は萼筒が長さ約1.5センチの長楕円形に膨らんだ偽果で、
翌年の4月〜5月に赤く熟す。
識別点:
ナワシログミ、
ナツグミ、
アキグミ、
トウグミ、
ダイオウグミ、
ツルグミ
ナワシログミ:秋に咲き、長楕円形の果実が翌年の初夏に実る。葉の縁が波状。枝に棘。
ナツグミ :春に咲き、楕円形の果実が初夏に実る。葉裏に銀白色と褐色の鱗片が混生する。
アキグミ :花は初夏に咲き、色が白から黄色に変わり、球形の果実が秋に熟す。
トウグミ :春に咲き初夏に実り、枝に棘がなく、果実はナツグミより大きい楕円形。
ダイオウグミ:トウグミの園芸種で、実が1.5〜2センチと大きい楕円形。
マルバグミ :葉は5〜10センチと大きく、革質で光沢があり、秋に咲き、長楕円形で白っぽい果実が翌春に熟す。
ツルグミ :春に咲き、長楕円形の果実が初夏に実り、枝が蔓状にのび棘がない。
つるがよくのびる。
花
花冠は4裂する。
(2014/11/16)
雄しべは4本ある。
(2014/11/16)
未熟な果実。(2015/4/15)
(2016/3/5)
長楕円形の偽果が赤く熟し、先に萼筒の上部が残っている。(2015/5/16)
葉は長楕円形で光沢があり、互生する。
裏面には赤褐色の鱗片が密生する。若枝は勢いよく長くのびる。
脇枝がのびて他のものによりかかる。はじめはひっかかりやすいように後ろ向きに傾く。(2016/10/2)
若枝はみな後ろ向きにのびている。
つる状の枝が長くのびる。
(2018/10/21)
枝は少し太くなると(後ろ向きでなく)横向きにのびる。
樹皮は灰褐色。
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