イヌザンショウ

犬山椒

双子葉、合弁花、 ミカン科、 サンショウ属、落葉、広葉樹、低木。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:1〜3メートル
樹皮は灰緑色で皮目があり、平滑である。 枝には1センチ前後の鋭い棘が互生状につく。
奇数羽状複葉が互生し、6〜11対つく小葉はとがった長楕円形で、 細かい鈍鋸歯がある。
雌雄異株で、夏に枝先に散房花序を出し、黄緑色の花を密につける。 萼片と花弁は5枚あるがごく小さく、 5本の雄しべが目立つ。
果実には3つの球形の分果があり、黒熟して艶がある。
サンショウにくらべ、 葉や果実に香りがあまりないことと、 小葉が細長く、鋸歯が低いことなどで区別できる。

識別点: サンショウイヌザンショウフユザンショウカラスザンショウカショウ
 サンショウ   :落葉低木、小葉卵形、葉軸に狭翼、棘対生、2分果、香り強。
 イヌザンショウ :落葉低木、小葉広披針形、葉軸に狭翼、棘互生、3分果、香り弱。
 フユザンショウ :常緑低木、小葉広披針形、葉軸に翼、棘対生、2分果、香り弱。
 カラスザンショウ:落葉高木、小葉披針形、葉軸に棘、棘密生、3分果、香り無。
 カショウ    :落葉低木、小葉卵形、葉軸に狭翼、棘対生、2分果、香り強。

奇数羽状複葉で、鋭い棘が互生する。(2015/5/6)


小葉は広披針形で、鋸歯は低い。樹皮は灰緑色。(2015/5/6)


果実は丸くて赤い。 (2002/11/3)


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