イヌツゲ
犬黄楊
双子葉、離弁花、
モチノキ科、
モチノキ属、常緑、広葉樹、低木。
用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:1.5〜3メートル
樹皮は灰黒色で皮目があり、若枝は緑色で稜がある。
枝葉は密に茂る。
葉は長さ1.5〜3センチの楕円形で浅い鋸歯があり、互生し、
短柄で革質である。
雌雄異株で、雄株では、夏に本年枝の葉腋から出る散形花序に、
萼片4、花弁4、雄しべ4の黄白色の小さい雄花数個を咲かせる。
雌株では、葉腋に4弁の雌花を1個ずつ咲かせる。
雌花には退化した小さい雄しべが4個ある。
果実は直径5ミリぐらいの球形の核果で、10月〜11月に黒く熟す。
刈り込みで形を整えやすい。
葉が長さ2〜4センチと大きいオオバイヌツゲという変種もある。
識別点:
ツゲ、
ヒメツゲ、
セイヨウツゲ、
イヌツゲ
ツゲ :中木、葉は3センチ以下の倒卵形で全縁、先がへこみ、対生する。ツゲ科。
ヒメツゲ :低木、葉は2センチ以下の倒卵形で全縁、鈍頭、対生する。ツゲ科。
セイヨウツゲ:低木、葉は2.5センチの倒卵形で全縁、先があまりへこまず、対生する。ツゲ科。
イヌツゲ :低木、葉は3センチ以下の長楕円形で浅い鋸歯があり、先はへこまず、互生する。モチノキ科。
葉は革質で、果実は葉腋につく。
白い4弁花が咲く。
雄花には雌しべがない。
(2017/5/25)
雄花は散形状に咲く。
果実は球形で、
黒く熟す。
葉は密集してつく。
葉は互生し、目立たない鋸歯がある。(2016/5/29)
密に茂る。
形を整えやすい。
(2009/4/6)
常緑低木である。
(2018/1/10)
葉が大きい(長さ2〜4センチ)オオバイヌツゲ。(2017/4/13)
オオバイヌツゲ。(2017/9/21)
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