ヒメツゲ

姫黄楊

双子葉、離弁花、 ツゲ科、 ツゲ属、常緑、広葉樹、低木。 用語説明
花期:春 3月〜4月
高さ:50〜60センチ
ツゲ とよく似ているが、丈が低く、葉は長さが2/3位で、 小さくて細い。
樹皮は灰白色〜淡灰褐色で、枝は細く、密に分枝する。
葉は長さ約2センチ、幅約5ミリの楕円形で、 つやがあって対生し、全縁で、先は丸いことが多いが、 へこむこともある。
雌雄同株で春に葉腋に淡黄色の小さい花を束生する。 1つの雌花のまわりに数個の雄花がある。 萼片はあるが花弁はない。
果実は倒卵形の朔果で、先端に3本の花柱が角(つの)状に残る。

識別点: ツゲヒメツゲセイヨウツゲイヌツゲ
 ツゲ    :中木、葉は3センチ以下の倒卵形で全縁、先がへこみ、対生する。ツゲ科。
 ヒメツゲ  :低木、葉は2センチ以下の倒卵形で全縁、鈍頭、対生する。ツゲ科。
 セイヨウツゲ:低木、葉は2.5センチの倒卵形で全縁、先があまりへこまず、対生する。ツゲ科。
 イヌツゲ  :低木、葉は3センチ以下の長楕円形で浅い鋸歯があり、先はへこまず、互生する。モチノキ科。

葉は全縁の楕円形で、鈍頭であるが、先がへこむのもある。(2016/4/29)


葉が2センチ以下で、ツゲより小さい。


若枝には4稜がある。(2016/4/29)


早春には赤い葉もある。(2017/3/10)


枝先に丸い蕾ができる。(2017/3/10)


蕾がほころび始める。(2017/3/10)


花には花弁がない。(2017/3/10)


子房が膨らみ始める。




果実ができはじめる。(2017/4/13)


種子は長楕円形。(2016/4/29)


果実は3つに裂開する。(2016/4/29)


冬芽の準備。 (2018/10/21)


冬芽。厚い葉芽が対生状に重なり合っている。大きくなった葉は楕円形で、厚くて光沢がある。 (2021/10/24)


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