ヤマカモジグサ

山髢草

単子葉、 イネ科、 ヤマカモジグサ属、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:40〜80センチ
茎は株立ちし、茎や葉に毛がある。節には密に毛が生える。
葉は幅0.5〜1センチの線形で、 基部近くで反転して裏が上面になる。
長い花茎の先に長さ7〜13センチの花穂をつけ、 緑色で長さ1.5〜3センチの細長い小穂をまばらに互生させる。 穂は先が垂れるが、あまりばらけず、 小穂には短い柄があり、長さ4〜13ミリの芒がある。

識別点: カモジグサアオカモジグサヤマカモジグサミズタカモジグサ
 カモジグサ  :花穂は帯紫色、穂がばらけて垂れ下がる、内穎と外穎が同長。
 アオカモジグサ:花穂は緑色、穂のばらけ・下垂少なく、内穎が外穎より短く、花後の芒が反り返る。
 ヤマカモジグサ:葉が途中で反転、花穂は緑色、小穂に短い柄、穂のばらけ・下垂少なく、内穎が外穎より短い。
 ミズタカモジグサ:湿地に生え、花茎が太くて直立し、芒は帯紫色、穂はばらけない。

穂は先が垂れ下がる。


葯は白っぽい。(2016/5/7)


穂はあまりばらけない。


長い芒がある。


葉耳が明瞭。 (2016/5/7)


葉舌は見えない。 (2016/5/7)


葉が基部近くで表裏反転する。 (2016/5/7)


中央の葉でも反転していることがわかる。


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