ミズタカモジグサ
水田髢草
単子葉、
イネ科、
エゾムギ属、多年草。
用語説明
花期:春 5月
高さ:30〜70センチ
カモジグサ
に似ているが、
湿地に生え、花穂が直立し、小穂が花径に密着する点などが異なる
田植え前の水田などに生える。
茎は根元で放射状に広がってから立ち上がる。
葉は広線形〜狭披針形で、葉鞘の縁には毛がない。
花穂は長さ10〜20センチで茎先に直立し、
小穂は太い中軸に密着して互生し、
芒は紫色を帯びる。
中軸は太くてほとんど垂れ下がらない。
護穎は無毛で長さ2〜3センチの芒がある。
以前は水田雑草としてよく見られたが、
早稲苗の導入などによって、少なくなっている。
識別点:
カモジグサ、
アオカモジグサ、
ヤマカモジグサ、
ミズタカモジグサ
カモジグサ :花穂は帯紫色、穂がばらけて垂れ下がる、内穎と外穎が同長。
アオカモジグサ:花穂は緑色、穂のばらけ・下垂少なく、内穎が外穎より短く、花後の芒が反り返る。
ヤマカモジグサ:葉が途中で反転、花穂は緑色、小穂に短い柄、穂のばらけ・下垂少なく、内穎が外穎より短い。
ミズタカモジグサ:湿地に生え、花茎が太くて直立し、芒は帯紫色、穂はばらけない。
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