ヤマジノホトトギス
山路の杜鵑草
単子葉、
ユリ科、
ホトトギス属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:30〜60センチ
山地の林に生える。
茎は直立し、斜め下向きの毛が密生する。
葉は長さ8〜18センチの長楕円形または披針形で先がとがり、
茎を抱いて、互生する。
花は茎先や葉腋に1〜3個ずつつき、花被片は反り返ることはなく、
斜上〜平開し、紅紫色〜暗紫色の斑点がある。
ホトトギスのような黄色い斑紋はない。
花の基部がこぶ状にふくらむ。
花柱が少しのびたあと深く3裂して平開し、裂片がさらに浅く2裂する。
花糸は6本あり、上部で反り返って葯をつける。
雄しべの基部には紫色の斑点はない。
果実は細長い刮ハで、3稜があり、熟すと3裂して、
淡褐色で扁平な楕円形の種子が多数出てくる。
識別点:
ホトトギス、
タイワンホトトギス、
ヤマホトトギス、
ヤマジノホトトギス
ホトトギス :花被片斜上、紅紫色斑点多数。葉腋に2〜3個ずつ咲く。
タイワンホトトギス:花被片斜上、紅紫色斑点多数。茎先に散房状に咲く。
ヤマホトトギス:花被片上半部反り返る、紅紫色斑点少ない。茎先や葉腋に散房状に咲く。
ヤマジノホトトギス:花被片上半部平開、紅紫色斑点やや少ない。茎先や葉腋に1〜3個ずつ咲く。
花被片はあまり反り返らず、紅紫色〜暗紫色の斑紋がある。
(2014/9/20)
花は茎先や葉腋に数個ずつ咲く。(2015/9/29)
花被片の上半部は斜上〜平開する。(2015/9/29)
果実は細長い刮ハで、3稜がある。葉は茎を抱く。
(2017/10/18)
刮ハは3裂する。2016/11/9)
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