ヤマホトトギス
山杜鵑草
単子葉、
ユリ科、
ホトトギス属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:40〜70センチ
山地の林内に生え、茎は直立する。
茎や葉、蕾に短毛が生える。
葉は長さ6〜11センチの長楕円形または披針形で、先がとがり、
基部は茎を抱いて、互生する。
花は、葉腋や茎先から出る散房花序に、数個ずつ咲く。
花被片は6枚あり、上半部が強く反り返り、
内側に紅紫色の斑点がまばらにある。
花柱が少しのびたあと深く3裂して平開し、裂片がさらに浅く2裂する。
果実は3稜のある細長い刮ハで、熟すと3裂し、扁平な種子が現れる。
識別点:
ホトトギス、
タイワンホトトギス、
ヤマホトトギス、
ヤマジノホトトギス
ホトトギス :花被片斜上、紅紫色斑点多数。葉腋に2〜3個ずつ咲く。
タイワンホトトギス:花被片斜上、紅紫色斑点多数。茎先に散房状に咲く。
ヤマホトトギス:花被片上半部反り返る、紅紫色斑点少ない。茎先や葉腋に散房状に咲く。
ヤマジノホトトギス:花被片上半部平開、紅紫色斑点やや少ない。茎先や葉腋に1〜3個ずつ咲く。
花被片が強く反り返り、斑点は少ない。散房状に枝分かれして咲く。(2010/9/20)
花被片は6枚、雄しべは6本あり、柱頭の先が3裂する。
右の蕾を見るとわかるように、花の基部近くにコブのような距が3組ある。
(2018/9/22)
葉は長楕円形〜披針形で、基部は茎を抱く。(2014/9/23)
茎先や葉腋から出る1本の花柄が数本に枝分かれする。(2014/9/23)
果実は3稜のある細長い刮ハ。
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