エノコログサ

狗尾草

単子葉、 イネ科、 エノコログサ属、1年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:30〜80センチ
茎は基部で分枝して節から根を出し、上部は直立する。
葉は長さ10〜20センチいの広線形で、 やわらかくてつやがない。葉鞘の縁に毛がある。
花序は長さ3〜6センチの円柱形で、先端がわずかに垂れ、 緑色の小穂を密につける。 小穂の基部から数本の淡緑色の剛毛がのび、 穂全体がブラシ状の毛に包まれたように見える。 この毛は芒ではなく、小穂の短い柄から出ている。

識別点: エノコログサアキノエノコログサキンエノコロコツブキンエノコロムラサキエノコログサ
 エノコログサ   :穂は3〜6センチで先がわずかに垂れ、緑色。葉は無毛。
 アキノエノコログサ:穂は5〜12センチで先が深く垂れ、葉の基部と穂がやや紫色を帯び、葉表に短毛。
 キンエノコロ   :穂は3〜10センチで直立し、金色を帯びる。
 コツブキンエノコロ:穂は2.5〜4センチで直立し、黄色〜紫褐色を帯びる。
 ムラサキエノコログサ:小穂の剛毛が紫褐色なこと以外はエノコログサと同じ。



エノコログサの穂はあまり垂れ下がらない。




楕円形の小穂が密にならぶ。 (2016/7/13)


小穂の柄から剛毛がのびる。葯は赤褐色。 (2016/7/13)


種子は紡錘形。 (2015/10/14)


茎は基部で多数に分岐したあと直立する。


(2016/7/13)


一株から数十本の茎が出る。 (2016/7/13)


穂が二叉になったエノコログサ。


これは穂が深く垂れているのでアキノエノコログサ


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