タチイヌノフグリ

立犬の陰嚢

双子葉、合弁花、 ゴマノハグサ科、 クワガタソウ属、2年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜6月
高さ:10〜30センチ
茎は下部で分岐したのち直立する。
葉は茎の上部と下部では大きく異なる。 下部の葉は長さ0.6〜2センチの広卵形で、 大きな鋸歯があって対生し、 オオイヌノフグリ と似ているが、葉柄がほとんどない点などが異なる。 葉は上部に行くに従って小さくなり、 尖った狭楕円形となって、互生する。
上部の葉腋に青色(まれに淡赤紫色)の小さな花を1つつける。 花は直径4ミリぐらいで、花柄はなく、花冠が深く4裂する。 晴天の正午前後の数時間しか開かない。
刮ハは倒心形で球形の種子を2つ含む。
ユーラシア、アフリカ原産。

識別点: イヌノフグリオオイヌノフグリタチイヌノフグリ
 イヌノフグリ  :花は3〜4ミリで白、葉は6〜10ミリ、鋸歯4〜8個、果実で玉大きくはみ出し。
 オオイヌノフグリ:花は8〜10ミリで青紫、葉は6〜15ミリ、鋸歯8〜16個、果実はやや扁平。
 タチイヌノフグリ:花は4ミリで青紫、葉は上部では狭楕円形で全縁、下部では広卵形で鋸歯あり、果実で球はみ出し。

(2009/4/20)


花冠は4裂し、青い。 (2017/4/19)




茎は直立する。(2009/4/20)


上部の葉は狭楕円形で全縁であるが、下部の葉は広楕円形で鋸歯がある。(2013/4/13)


茎は基部で分枝する。 (2012/4/24)


下部の広楕円形の葉には葉柄がない。 (2017/4/19)


広楕円形の葉の腋に花が咲くこともある。 (2017/4/19)


葉には毛がある。(2009/4/19)




蕾。(2009/4/19)


葉腋に丸い玉が2つ並んだ上向きの果実ができる。(イヌの陰嚢に似ている。)(2012/5/12)


(2016/5/7)




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