オオイヌノフグリ
大犬の陰嚢
双子葉、合弁花、
ゴマノハグサ科、
クワガタソウ属、2年草。
用語説明
花期:春 3月〜5月
茎が分岐して地表で横に広がる。
葉は茎の下部では対生、上部では互生し、卵状広楕円形で、
粗い鋸歯がある。
茎の上部の葉腋から長さ1〜2センチの花柄を出して、
花冠の4裂したルリ色の花を1つつける。
花径は0.8〜1センチで、花弁に青い筋があり、
雄しべは2本ある。
早春の寒いうちから咲く。
花は小さいが、それでも近縁の
イヌノフグリ
よりは2倍以上大きい。
刮ハは縁に毛のあるやや扁平な球が2つ並んだ形で、
中に中央部がへこんで船形となった種子が十数個ある。
ユーラシア、アフリカ原産。
識別点:
イヌノフグリ、
オオイヌノフグリ
、
タチイヌノフグリ
イヌノフグリ :花は3〜4ミリで白、葉は6〜10ミリ、鋸歯4〜8個、果実で玉大きくはみ出し。
オオイヌノフグリ:花は8〜10ミリで青紫、葉は6〜15ミリ、鋸歯8〜16個、果実はやや扁平。
タチイヌノフグリ:花は4ミリで青紫、葉は上部では狭楕円形で全縁、下部では広卵形で鋸歯あり、果実で球はみ出し。
花冠は4裂する。茎先には葉が密集している。
花は葉腋に咲く。花が咲くとその部分の茎がのびるようだ。
(2018/2/26)
雄しべは2本ある。
(2015/12/5)
雌しべは1本。茎先には葉が密集しているが、
花の咲き終わった部分では茎がのびて、葉が粗になっている。
(2016/2/13)
葉は卵状広楕円形で、粗い鋸歯があり、細毛がある。
蕾。4枚の萼片は先が尖っている。(2015/2/14)
冬
未熟な果実。まだ中身がふくらんでいない。(2013/4/4)
少しふくらんだものもある。
(2014/3/9)
一番下の果実は膨らんでいる。
(2013/2/23)
種子を2つ持つ果実がはっきり見える。(2015/2/15)
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