オトコヨモギ
男蓬
双子葉、合弁花、
キク科、
ヨモギ属 花は筒状花のみ、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜11月
高さ:0.5〜1メートル
日当たりを好む。
全体にほとんど毛がなく、茎は叢生して直立する。
花をつけない茎は高さ5〜30センチと低いが、
花をつける茎は高さ1メートル近くになる。
花をつけない茎では、葉は長さ3.5〜8センチのへら形で、
上半部に鋸歯がある。
花をつける茎では、葉は長さ4〜8センチのへら形で互生し、
羽状に切れ込むものや歯牙のあるもの、
先が中裂〜浅裂するものなど、いろいろである。
花をつける茎の上部は互生状に枝分かれし、
各枝に小さな頭花を円錐状につける。
頭花は直径約1.5ミリの卵形で、筒状花のみで舌状花はない。
雌花は結実するが、両性花は結実しない。
花後に卵形の総苞の中に楕円形の種子があるが、
種子は1ミリ未満できわめて小さく、見えにくい(ので男蓬)。
識別点:
ヨモギ、
オトコヨモギ、
カワラヨモギ
ヨモギ :楕円状葉が羽状に深裂、葉裏に綿毛。
オトコヨモギ:へら状葉の先が歯牙状〜羽状に切れ込む、毛は僅少、両性花不稔。
カワラヨモギ:葉は糸状に細裂、茎葉に綿毛なし、両性花不稔。
(2017/10/31)
花をつける茎は長くのび、葉は互生して、
先が浅裂するものや切れ込むものなどがある。
(2017/10/31)
花をつける茎の中程の葉は、先が浅裂するものが多い。
(2017/10/31)
花をつけない茎の葉はへら形で、上半部に鋸歯がある。
(2017/10/31)
茎は細長くのびて、倒れ気味となる。
(2017/10/31)
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