カワラヨモギ

河原蓬

双子葉、合弁花、 キク科、 ヨモギ属 花は筒状花のみ、多年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:0.3〜1メートル
河原や砂地に生え、高くのびて分枝し、茎の下部は木質化する。
花の咲かない茎は短くて、 葉身が2回羽状に全裂して糸状になる葉をロゼット状に広げる。 その葉は長い葉柄をもち、灰白色の絹毛が密生して白っぽくなる。
花の咲く茎は高くのびて分枝し、 1〜2回羽状に全裂して糸状になる葉をつける。 この葉には絹毛がないので緑色をしている。
筒状花のみの黄緑色で卵形の頭花を円錐状に密につける。
雌花は結実するが、両性花は結実しない。
頭花が生薬として使われる。

識別点: ヨモギオトコヨモギカワラヨモギ
 ヨモギ   :楕円状葉が羽状に深裂、葉裏に綿毛。
 オトコヨモギ:へら状葉の先が歯牙状〜羽状に切れ込む、毛は僅少、両性花不稔。
 カワラヨモギ:葉は糸状に細裂、茎葉に綿毛なし、両性花不稔。

(2016/9/28)


葉は1〜2回羽状に全裂し、裂片は糸状になる。(2015/7/2)


茎から短い枝が出て、その先から多数の糸状に細長い葉がのびる。(2023/6/4)


(2017/10/18)


茎は叢生し、高くのびて分枝する。(2016/9/28)


茎の下部は木質化し、全体の高さは1メートルぐらいになる。(2022/10/20)


花は筒状花のみで、黄緑色の頭花を円錐状につける。(2016/10/20)


頭花は卵形で長さ1.5〜2ミリ。 (2017/10/18)


頭花から花柱がのぞいている。 (2018/10/16)


(2016/10/20)


花序枝の基部に線形の葉が数本ある。(2022/10/20)


果実ができつつある。 (2019/11/17)


枯れた果実。 (2019/11/17)


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