オオマツヨイグサ

大待宵草

双子葉、離弁花、 アカバナ科、 マツヨイグサ属、2年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:0.8〜1.5メートル
河原などに生える。 茎は直立し、固い毛があって、 その基部がふくらんで暗紫色の小さい斑点になる。
葉は長さ6〜15センチの卵状披針形で互生し、波状の浅い鋸歯がある。
葉腋から出る花柄に、直径6〜8センチの黄色い4弁花が数個咲く。 雄しべは8本、雌しべは1本で、柱頭は4裂する。 萼筒が細長くて、花柄の延長のように見える。 花は夕方咲き始め、朝にしぼむ。 しぼんだ花は マツヨイグサ のようには赤くならない。
長さ約2センチの(曲がった)円柱形の刮ハができ、 熟すと先端が4裂して、褐色で小さな種子がでる。
オオマツヨイグサをツキミソウと呼ぶこともあるが、 本来のツキミソウはこれとは別物である。
北米原産の植物を利用してヨーロッパで作られた園芸種と言われる。

識別点: オオマツヨイグサマツヨイグサメマツヨイグサ
  オオマツヨイグサ:花径約8センチで、花弁が重なり合い、萼筒が長く、茎に赤斑、葉波打ち。
  オニマツヨイグサ:花径約8センチで、花弁の間に隙間があり、鋸歯不明瞭。
  マツヨイグサ  :花径5〜6センチで、花弁が重なり合い、しぼむと赤くなり、葉は中脈が白い。
  メマツヨイグサ :花径3〜4センチで、しぼむと黄白色、、萼筒やや長く、鋸歯明瞭。
  アレチマツヨイグサ:花径3〜4センチで、花弁の間に隙間があり、しぼむと黄白色。

(2017/6/29)


黄色い4弁花が咲く。 (2002/7/27)


(2002/7/27)


萼筒が長く、花はしぼんでも赤くならない。(2017/6/29)


葉は卵状披針形で、波状の浅鋸歯がある。

(2017/6/29)


茎は直立して太い。(2023/6/4)


茎には暗紫色の斑点がある。 (2017/6/29)


刮ハはまがった円柱形で縦筋がある。(2017/6/29)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る