マツヨイグサ

待宵草

双子葉、離弁花、 アカバナ科、 マツヨイグサ属、2年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜8月
高さ:0.5〜1メートル
メマツヨイグサ と似ているが、葉が細長くて中脈が白く、 花はしぼむと赤くなる点などが異なる。
秋に芽生えてロゼットで冬を越し、夏に開花・結実して枯死する 越年生の草(2年草)。
茎は分枝して直立し、上向きのかたい毛がある。
葉は互生し、長さ5〜13センチの線状披針形で、中脈が白く、 低い鋸歯がまばらにあり、濃緑色である。
夕方に花弁がまるくて黄色い4弁花を上部の葉腋に1〜数個咲かせ、 朝にしぼんで赤くなる。花茎は5〜6センチある。 雄しべが糸でつながっているので、花粉が虫につきやすい。 花の下に長い茎のようになった子房下位がある。
果実は長さ2〜3センチの円柱形の朔果で、上を向き、 茶色に熟すと先端が4つに裂け、褐色で紡錘形の種子が現れる。
チリ原産で、繁殖力が強い。

識別点: オオマツヨイグサマツヨイグサメマツヨイグサ
  オオマツヨイグサ:花径約8センチで、花弁が重なり合い、萼筒が長く、茎に赤斑、葉波打ち。
  オニマツヨイグサ:花径約8センチで、花弁の間に隙間があり、鋸歯不明瞭。
  マツヨイグサ  :花径5〜6センチで、花弁が重なり合い、しぼむと赤くなり、葉は中脈が白い。
  メマツヨイグサ :花径3〜4センチで、しぼむと黄白色、、萼筒やや長く、鋸歯明瞭。
  アレチマツヨイグサ:花径3〜4センチで、花弁の間に隙間があり、しぼむと黄白色。

花は黄色くて4弁。 (2017/5/5)


しぼむと赤くなる。(2016/5/19)


(2017/5/5)


葉は濃緑色で細く、中脈が白い。 (2017/5/5)


刮ハは円柱形で稜があり、毛がある。(2016/5/19)


(2017/6/6)


冬は地上部には線形の根生葉だけがある。 (2019/12/15)


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