オオバウマノスズクサ

大葉馬の鈴草

双子葉、離弁花、 ウマノスズグサ科、 ウマノスズクサ属、つる性、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月
山の林などに生える。
ひげづるはないが、 細い茎がよく分枝して、他のものに巻き付いたり、 からんだりする。
葉は10〜15センチの円形(あるいは三角状卵形)で、 基部は心形で長い葉柄があり、 厚みがあって互生する。 葉表にある軟毛はしばらくすると落ちるが、 裏面の白っぽい毛はずっと残る。
葉腋から長い花柄がのび、サキソフォンのような曲がった筒状で口の広がった花を咲かせる。花の外側は黄色いが、 内側の縁には紫褐色の筋があり、 その奥には紫褐色の斑紋がある。
(縁の開いた部分が花弁の合着したもので、 曲がった筒の部分は萼片の合着したものらしい。)
刮ハは長楕円形で、大きく張り出した6稜がある。

識別点: ウマノスズクサオオバウマノスズクサキダチウマノスズクサ
 ウマノスズクサ   :葉は三角状卵形で基部張り出し、花は膨らみのあるラッパ形で暗紫色、刮ハは偏球形。
 オオバウマノスズクサ:葉は大きな円心形〜三角状卵形、花はサキソフォン形で黄色、刮ハは大きい稜のある長楕円形。
 キダチウマノスズクサ:茎が木質化、葉は三角状卵形、花は黄色くて太い、刮ハは偏球形。

(2017/5/2)


黄色いサキソフォン形の花が咲く。 (2017/5/2)


花の太い筒が曲がっている。 (2017/5/2)


大きな円心形の葉がしげる。つるはまきついたり絡んだりする。 (2017/5/2)


三角状卵形の葉もある。


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