ノジギク

野路菊

双子葉、合弁花、 キク科、 キク属 筒状花と舌状花をもつ。多年草。 用語説明
花期:秋冬 10月〜12月
高さ:60〜90センチ
地下茎で群落を作る。 茎は地を這ってから斜上し、短毛が密生する。
葉は長さ3〜5センチの広卵形で、5中裂し、やや厚く、 裏面には短毛が密生し、緑白色であり、互生する。
枝先に直径3〜3.5センチの頭花がつき、舌状花は白く、筒状花は黄色い。 総苞は半球形で、総苞片は幅広で瓦状に重なり、灰白色の短毛が密生する。
果実はそう果。
奄美大島や屋久島に生える オオシマノジギク は、ノジギクにくらべ、 葉が5中裂でなく3中裂して厚い点などが異なる。
リュウノウギク は、総苞片が細長くて3列に並ぶ点などが異なる。

識別点: リュウノウギクノジギクオオシマノジギク
  リュウノウギク :葉は3中裂し基部は広いくさび形、3段の総苞片は細長でほぼ同長、頭花が少ない。
  ノジギク    :葉は5中裂し基部は心形か切形、3段の総苞片は外側が短い、頭花が多い。
  オオシマノジギク:葉は3中裂し基部は心形か切形、3段の総苞片は外側が短い、頭花が多い。

葉は5中裂する。 (2018/10/27)


白い舌状花が10枚あまりあり、筒状花は黄色い。 (2018/10/27)


総苞はお椀形で、幅広の総苞片が瓦状に重なる。 最外片(一番下側の総苞片)は短い。 (2018/10/27)


茎は淡褐色でやや細く、基部が倒れ気味となることがある。 (2018/10/27)


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