ナガバノスミレサイシン
長葉の菫細辛
双子葉、離弁花、
スミレ科、
スミレ属、多年草。
用語説明
花期:春 3月〜4月
高さ:5〜12センチ
特徴要約(他のスミレとの比較については
スミレ科一覧参照):
地上茎:無、花色:白紫色、葉:長3角状、距:太短、花柱:頭状。
太くて節のある地下茎を横にのばす。
地上茎がなく、
葉柄も花柄も地中から束生する。
葉は長さ5〜8センチの長三角形状で、基部は深い心形であり、
葉裏は少し紫色を帯びる。
葉は花後に長さ15センチぐらいに大きくなる。
托葉が葉柄と叢生する。
(托葉は通常各々の葉柄の基部などにつくが、
ナガバノスミレサイシンでは、托葉が葉柄ごとにつくのではなく、
何本分もの托葉が葉柄の束を鱗状に取り囲む形で、葉柄と叢生する;
すなわち、托葉群が葉柄群を取り囲む形をとるようである。
http://phyta.nomaki.jp/newpage1358.html)
花柄は立ち上がったあと下向きにまがり、
葉が完全に展開する前の部分的に丸まった状態のとき、
直径2センチ強の大きい花をつける。
色は淡紫色〜白で紫色の筋があり、唇弁の距は太くて短く、
柱頭はカマキリの頭状となる。
萼片の付属体に切れ込みがある。
刮ハは熟すと3裂する。
関東以西の太平洋岸に生える日本固有種。
識別点:
スミレサイシン、
ナガバノスミレサイシン、
アメリカスミレサイシン
スミレサイシン :葉が心形、花は淡紫色、葉の展開途中で咲く。
ナガバノスミレサイシン:葉が長3角状、花は淡紫色、葉の展開途中で咲く。
アメリカスミレサイシン:葉は尖った心形でつや、花は紫色で斑点のあるものもある。
アケボノスミレ :葉は尖った心形、花は紅紫色、葉の展開途中で咲く。
シコクスミレ :葉は心形で葉脈がへこみ、花は白く、萼片の付属体上端に切れ込み。
(2016/5/5)
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