クスダマツメクサ
薬玉詰草
双子葉、離弁花、
マメ科、
シャジクソウ属、1年草。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜8月
高さ:約50センチ
根もとからよく分枝して斜上し、草が地面を覆うが、
踏みつけには強くない。
短い葉柄をもつ3出複葉が互生し、小葉は倒卵形で、
葉脈が平行してまっすぐに縁に向かい、上半部に低い鋸歯がある。
葉腋から立ち上がる花柄の先に、小さい黄色の蝶形花が50〜60個、
直径10〜18ミリのくす玉状に密集する。
旗弁の脈にそってしわがある。
受粉した花は下を向き、花弁が大きくなる。
乾燥して淡褐色になった花弁に包まれて、
種子を1つ持つ豆果ができる。
ヨーロッパ原産。1943年に横浜で見られた。
識別点:
コメツブツメクサ、
クスダマツメクサ、
コメツブウマゴヤシ
コメツブツメクサ :5〜20個の花が球状に集まる、花柄が短い、葉はほとんど無毛、受粉後下を向いた花の中に種子ができる。
クスダマツメクサ :50〜60個の花がくす玉状に集まる、受粉後下を向いた花の中に種子ができる。
コメツブウマゴヤシ:20〜30個の花が球状に集まる、花柄が高くのびる、葉に白毛、先が半回転した豆果ができる。
3出複葉の小葉は倒卵形で、葉脈が平行する。
(2011/5/14)
小葉の葉裏は白緑色。(2022/5/8)
黄色い蝶形花がくす玉状に集まる。
(2011/5/14)
葉脈が平行して葉の縁へと向かう。開いた花の花弁は色が薄くなる。(2022/5/8)
周辺部の蝶形花が開ききったとき、中心部にはまだ開いていない蝶形花がある。
(2022/6/13)
群生する。(2011/5/14)
(2022/5/8)
受粉した蝶形花は下を向き、淡褐色となって、種子1つの豆果を含む。(2015/5/16)
(2015/5/16)
熟した果実は淡褐色となる。
(2022/6/13)
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