コオニタビラコ
小鬼田平子
双子葉、合弁花、
キク科、
ヤブタビラコ属、舌状花のみ。2年草。
用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:約25センチ
別名:タビラコ
根生葉は長さ4〜10センチで羽状に深裂し、柔らかく、
ロゼット状に平たくひろがる。
根生葉の間から長さ4〜25センチの細い茎が何本も斜上して分枝し、
小さい茎葉を互生させる。
枝先に直径1センチぐらいの黄色い頭花を1個つける。
頭花は舌状花のみからなり、6〜9枚ある。
総苞は円筒形で、花が咲き終わると花柄がのびて下向きになり、
細長い円柱形のそう果を10個ぐらいつける。
そう果には数個の突起があり、冠毛はない。
水田などに生え、若葉は食用になる。
識別点:(
コオニタビラコ、
ヤブタビラコ、
オニタビラコ
)
コオニタビラコ:葉は丸みを帯び、茎は斜上して頭花を1つつけ、そう果の先に突起がある。舌状花は6〜9個。全体が無毛。そう果に冠毛はない。
ヤブタビラコ :葉は丸みを帯び、茎は斜上ないし倒れて頭花を数個つけ、そう果の先に突起がない。舌状花は約20個。全体が柔らかで軟毛が多い。そう果に冠毛はない。
オニタビラコ :葉はギザギザで、茎は直立して散房状に多数の花をつけ、そう果に冠毛がある。
注:春の七草のホトケノザは、シソ科のホトケノザではなく、本種のことである。
羽状に裂けた葉。(2016/3/16)
花芽。(2016/3/16)
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