ハンシレン

半枝蓮

双子葉、合弁花、 シソ科、 タツナミソウ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:40〜50センチ
別名:セイタカナミキソウ
ナミキソウタツナミソウ と似ているが、それらより丈が高く、花も大きい。
根は深くのびる。 茎は4角形で直立したのち、分枝する。
葉は長さ1.5〜3センチの広卵形で対生し、鈍い鋸歯がある。
茎先や枝先に出る穂状花序に、 長さ約1センチの淡青紫色の唇形花が、 向きをそろえて幾つも斜上する。 下唇は前に突き出し、白い斑紋がある。
果実は花後に長くなった萼の中に入った4分果で、 熟すと上唇の萼がとれて分果が落ちる。
生薬として使われる。
中国南部、台湾原産。

識別点: タツナミソウコバノタツナミエゾタツナミソウナミキソウハンシレン
 タツナミソウ  :高さ20〜40センチ、葉は1〜2.5センチの広卵形、鋸歯7〜14対、花は茎先。
 コバノタツナミ :高さ5〜20センチ、葉は1センチの広卵形で毛が多い、鋸歯5〜6対、花は茎先。
 エゾタツナミソウ:高さ15〜40センチ、葉は2〜4センチの卵状3角形、鋸歯7〜8対、花は茎先、数少なくまばら。
 ナミキソウ   :高さ10〜40センチ、葉は3センチの長楕円形で毛少ない、鋸歯7〜10対、花は葉腋。
 ハンシレン   :高さ40〜50センチ、葉は1.5〜3センチの広卵形で毛少ない、鋸歯7〜8対、花は枝先。

(2017/10/18)


花茎の片側に唇形の花が2つずつ並んで斜上を向く。 (2017/5/19)


花には微毛が密生し、基部には果実のもとができている。 (2017/5/19)


茎は直立して高く伸び上がる。(2017/5/19)


花後に萼(ふた)が閉じて容器のようになっている。茎先には蕾がある。 (2016/7/27)


萼から蕾が伸び出そうとしている。 (2017/6/6)


蓋が開きかけ。種子の見えているのが1つある。(2017/6/6)


熟すとふたがとれて種子が散らばる。(2016/7/27)


種子は丸い。(2017/10/31)


葉は広卵形で対生する。(2016/7/27)


茎は四角形で直立する。(2016/10/20)


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