ツバキ

椿

双子葉、離弁花、 ツバキ科、 ツバキ属、常緑、小高木。 用語説明
花期:冬〜春 2月〜4月
高さ:約6メートル
単にツバキというと、通常は ヤブツバキ を表す。
幹は灰褐色でなめらかである。
葉は長さ6〜12センチの長楕円形で先がとがり、 厚くて光沢があり、鋸歯があって、互生する。
花は枝先の葉腋に単生して半開し、雄しべが多数あって合着しており、 花が終わるとき、花びらがバラバラに散るのではなく、全部の花びらが つながった状態で丸ごと落ちる。
球形で緑色の刮ハができる。 (赤味を帯びるものもある。)
木質はかたく緻密で均質なため、細工ものやはんこなどを作るのに 使われる。

識別点: ツバキサザンカ
 ツバキ :花期は春、花は半開、雄しべは合着、花弁がバラバラにならずに落ちる。
 サザンカ:花期は冬、花は平開、雄しべは合着しない、花弁はバラバラになって落ちる。

自生しているのはおもに5弁の赤い花をつける
これはヤブツバキ であるが、他にも多くの園芸種の椿がある。

花の色は赤が多い。


赤と白の混じった花もある。


(2017/4/13)


白ツバキ




1本の木に赤い花と白い花が咲く品種もある。(2016/10/5)


果実は丸い刮ハ。 (2018/5/24)


赤みを帯びた果実もある。


刮ハが割れると固い殻に入った種子が現れる。


果皮は厚い。 (2015/10/15)


種子から椿油がとれる。(2015/10/15)


枝を切られて幹から芽を出したツバキ。 葉は尖った長楕円形で鋸歯がある。(2012/7/7)


樹皮は灰褐色で平滑。 (2018/1/14)


寒ツバキ。 (2018/1/14)


唐子咲きのツバキ


オトメツバキ






トウツバキ:
花は大きく豪華、枝数は少ない。


トウツバキ


タチカンツバキ:


トガリバツバキ:


ウスバヒメツバキ:


グランサムツバキ:
11月〜2月に直径10〜15センチの大きな白い花を咲かせる。 黄色い雄しべが多数ある。


ユカリツバキ:
葉先が尾状にとがる。11月〜3月に白い小さい花をたくさんつける。香港原産。


リンゴツバキ。果実がリンゴのように大きい。(2016/10/4)


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